竜在峠をゆく


06年 9月 9日




談山神社西門から冬野への道
(手前の集落は上畑)





  

談山神社西門から葛城方向





  

冬野






竜在峠への道







左から音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳







竜在峠
(左 吉野町滝畑へ  右 明日香村字入谷へ)







竜在峠上空







入谷への道







入谷 地蔵寺







入谷から高取山







入谷の集落
(左中は栢森の集落)






入谷大仁保神社境内より




06年9月9日、竜在峠を目指して自宅を9時半頃に出発。
私としては早い出発時間だったのだが、多武峰行のバスは満員だった。
中高年のサークルのハイキングとかち合ってしまったようだ。
聖林寺で降りてくれることを願ったが、無駄に終わった。

談山神社は素通りにするので、新道から西門跡に向かった。
ここから冬野への道は、もう何度も歩いているが、
真夏のような気温の中では、厳しい登りとなった。汗が滴り落ちる。
冬野川水源地で、顔を洗って生気を蘇えらせる。
程なく冬野の集落だ。
殆んどが廃屋となっている。廃村となる日も近いのだろうか。

普段は、ここから上畑へと下るのだけれど、
南下を続けて竜在峠へ歩みを進める。
植林の快適な山道である。
勾配も冬野への途中と比べると、ずい分楽だ。
時折、木間から西方向の景色が見渡せる。
標高は700m近くだろうと思うが、上畑の集落を見下ろせる。
目を凝らせると、二上山と信貴山の間辺りに大阪の平野が見えていた。
カメラのズームを利かせると大阪都心の高層ビル群が見える。

竜在峠の少し手前に、昔の茶屋跡が残っている。
ここは、鹿路(ろくろ)や細峠への分岐になっており、
細峠からは、吉野方面の展望があるらしいので、寄ってみたかったのだけれど、
道の一部が崩れて夏草も道を覆っていたので、次回の楽しみとする。

少し南下すると竜在峠に出た。標高752.5mの高さにある。
松尾芭蕉や本居宣長も通った竜在峠である。
ここでは、吉野町滝畑への分岐があった。
気持ちとしては下りたいけれど、天気予報も悪いので入谷へと進んだ。

夏草が道を覆っているところも多かった。
路面が見えないのは不安だ。草いきれで湿度が高い。
ズボンまで汗で濡れてきた。

入谷の集落は、斜面に沿ってあった。
集落内も険しい坂道の連続で、住むには辛いことも多いのではないかと思えた。
一番奥の大仁保神社の境内に上がると、景色が大きく広がった♪
遠くの遥か下に栢森の集落が見えていた。


自動スクロールパノラマ写真はこちら♪
葛城連山 入谷 大仁保神社より

つづく

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