瀬音響めく宮滝離宮
06年 5月 14日
宮滝
芋峠より吉野へ
吉野への道
吉野への道
千股せせらぎ公園付近
上市伊勢南街道(紀州街道)の旅籠
妹山・背山
背山
妹山
大名持神社
吉野川妹背大橋から東方
宮滝(西から)
夢のわだ(真上から)
宮滝(展望所より)
夢のわだ(柴橋から)
宮滝(柴橋から東方)
宮滝遺跡
宮滝パノラマ写真
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宮滝離宮想定図
吉野歴史資料館展示品
(掲載許可済)
5月14日、旧道芋峠を越えて吉野へ下ります。
吉野側には、旧道は現存せず車の通る道を歩かねばなりません。
歩くには長く辛い道となりますが、新緑の瑞々しさが疲れを癒してくれます。
吉野川に出ると、風景が一変します。
山の谷間から下ってくると、大きな開放感があります。
大名持神社に寄って、妹背大橋を渡り対岸に出ました。
実際には、北岸を歩きたいのですけど、
そのコースは、歩道も無い国道となるため仕方のないところです。
ここからが長く感じました。
峠越えと長い単調な下りで、ずいぶん足に負担がかかっていたようです。
宮滝の景観が見える頃には、限界に近い感じでした。
しかし、その疲れさえ忘れさせるような宮滝の景観です。
吉野宮滝を神仙郷に例えます。
水清く、巨岩の岩肌に緑の木々。
暫らく、写真を撮るのも忘れて見入っていました。
天武や持統にとっても同じことではなかったのでしょうか。
この地を再生の地として、壬申の乱後も何度も訪れるのは、
島庄から芋峠を越え遥々やってきて、
まさにこの光景を目の当たりにした印象の深さ故だったように思えてきます。
どん底に落とされた彼らに、一筋の光明を見せたのは、
宮滝と言う土地の持っている力なのかも知れません。
彼らにとっては、かけがえの無い聖地だったのでしょう。
吉野歴史資料館よりバスと電車を乗り継ぎ帰途につきました。
「飛鳥へ続く道」 旧道芋峠越え宮滝行
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